概説
KOPIシリーズの中でも、頭一つ高めの値段設定であるリミテッドエディション。数量限定だそうです。
高めといっても、10本で880円(1本あたり88円)なので、キューバ系のミニシガリロと比べても安いです。
KOPIの着香していないものは一通り手をつけてみたいと思います。
ウッディ、オリジナルに続き3種目です。
鈍感な僕の味覚嗅覚でもその違いを感じることができるのでしょうか。
外観・包装の感想



デザインは他のKOPIシリーズと同じです。ただ、色が変わっています。




シガリロを取り出してみると、なにやら内側に何か書かれているのを発見。全部取り出しちゃいました。
こんなテキストがついているのは、KOPIシリーズで初めて見つけました。他の種類のパッケージが古いってわけではなさそうなので、リミテッドエディションだけに書いてあるのでしょう。
ブレンドと熟成がリミテッドエディションの売りのようです。楽しみ。
着火前の感想
巻きはしっかりとしています。
火をつけずに吸ってみると、空気の通りは良好です。
全体的に空気が通るというよりは、ストローのように、中心に近いところだけよく空気が通るようになっています。
味の感想と喫煙時間
吸い始めは、苦味と酸味が口の中に広がります。箱にも書いてあるように、苦味も不快なものではなく、まろやかでどことなくエレガントさを感じます。ただ、後をしっかりと残るようなどっしりした存在感のある苦味です。
鼻から抜くときに酸味と湿った土っぽさを感じます。
さらに、独特の甘さを感じます。なるほど、確かに言われてみれば蜂蜜の甘さに似ています。
中盤に入ると、苦味が落ち着いてコクが出てきてまろやかになります。
鼻から抜くと最後のほうでフルーティな甘さを少し感じます。
まさに蜂蜜です。
終盤では、コクと甘さが増し、鼻から抜くと旨味をとらえることができます。キューバの葉も混ざっているからこそなせる旨味でしょう。
ただ、やはりまろやかになったとはいえ苦味が強いので、最後まで口中を支配するのは苦味です。
喫煙時間約12分。空気の通りが良い分、燃えるのも早いです。
この空気の入り方いかんでも、味が左右される気がします。
吸い終わったあとは苦味が強く残るので飲み物で中和したくなります。
KOPIの名の由来通り、コーヒーと合わせると引き立つでしょう。
最後に好印象だったのが、他のKOPIシリーズのような喉のイガイガ感が思ったほどないことです。
これは熟成のおかげかもしれません。
まとめ
味の濃厚さの割に、粘膜への刺激は少ないです。鼻から煙を抜いても痛くありません。
全体として、少し酸味の強いコーヒーに蜂蜜で風味づけしたかのような味わい。
雑味が少なく洗練された分、苦味がストレートにやってきます。
濃厚な味の好きな方にはおすすめです。
インドネシア系の酸味もうまく抑えられています。